バンコク仕入れ日記(2日目)

 

仕入れ2日目は日曜日。週末だけ開かれるチャトゥチャックのマーケットを目指す予定ですが、少し早めに出発し、チャトゥチャックの隣にあるオートーコー市場をのぞいてみることにしました。

 

 
 
フアランポーン駅からMRTに乗って、カムペーンペット駅まで移動。3番出口から出るとすぐ目の前がオートーコー市場です。チャトゥチャックに来るたびに寄りたいと思いながら、いつも時間がなく、これまで寄ることができずにいました。ここはタイの農業協同組合が経営する生鮮食料品が中心の市場。質の良い商品がそろうという噂通り、みずみずしくておいしそうな野菜や果物がきれいに陳列されています。
 
 
  
 
 
市場内は清潔で通りも広々していて歩きやすい。生活雑貨や衣料品などもあって楽しい。フードコートも充実しています。おいしそうなものもあれこれあって目移りします。
 
 
中でも「ロイヤルプロジェクトショップ」がとても良かった。プミポン前国王が農村部支援のために始めた王室主導のプロジェクトのお店です。野菜のほか、お菓子や雑貨、お茶やコーヒー、シャンプーやバス用品なども売っています。クオリティーが高く、売り上げが農村支援にもなるロイヤルプロジェクトの製品は、地元の方々にもとても人気のようでした。
 
 
カフェコーナーに寄り、フレッシュハーブティーで一休み。ミントやカモミール、タイムなどハーブがたっぷり入っていておいしかったー。もう仕入れのことは忘れて、このままここで過ごしたい…。そんな風に思ってしまうほど居心地のいいカフェでした。

 

 

  

 

しばらく歩き回るとお腹が空いてきました。朝はフルーツだけだったのでかなり早めのお昼で腹ごしらえ。市場の中のイサーン料理のお店へ行ってみました。ガイヤーン半身ときゅうりのソムタム、カオニャオ、という間違いのない組み合わせを注文。満腹になったところで、ようやく今日のメイン、チャトゥチャックへ向かいました。

  

 

  
 
 
駅の地下に一度降り、地下道を歩いて反対側へ出ます。チャトゥチャックはバンコク一の巨大マーケット。間口の小さな店がぎっしり並んでいて、ひとことでは説明できないほど何でも売っています。店の数は1万軒以上とか。週末は若者たちや外国人観光客が押し寄せるほか、卸の店も多いので世界中からバイヤーが集まってきます。
 
 
行きたいエリアや仕入れ先のお店が決まっているので、そこを目指し人をかき分けるようにして進みます。雑貨やかご、布、そしてシルバーや天然石などのアクセサリーの材料などを買い付けました。
仕入れ中は集中していたので写真はほとんど撮れていません…。特に材料系の仕入れでは、つくるものを想像しながら、たくさんの種類の中から次々に選んでいかなくてはならないので集中力が必要なんです。
 
 
  
 
 
 

 

  

ホテルへ戻って荷物を整理した後、夜はタイ在住の友人と待ち合わせ。チャオプラヤー川の対岸からシャトルボートに乗って向かったのは「アイコンサイアム(ICON SIAM)」。昨年11月にオープンしたばかりのバンコク最大の商業施設です。お目当ては以前関わっていたbanromsai(バーンロムサイ)の新ショップ。アイコンサイアムにはタカシマヤが入っており、その一角、家庭用品や子ども服
のフロアにbanromsaiのお店がオープンしました。
 
 

 

  

タカシマヤ内には、北海道のおいしいものを集めた「どさんこプラザ」もありました。道産子にはおなじみのお菓子がいっぱい。値段はだいたい約3倍です。子どものころから食べている北海道銘菓「きびだんご」は350バーツ、ってことは? 日本円で1200円! うーん、これは高級品だなぁ…。

 

 

  

夕食は雰囲気のいいパッタイ屋さんを見つけて春雨麺のパッタイをいただきました。アイコンサイアムは旬の商業施設。テーマパーク並みの装飾や演出にちょっと目が泳いでしまいましたが、同時にタイの経済力やパワーも感じました。G階にあるsook siamというマーケットスタイルのフードコートがおもしろいです。ローカルグルメが楽しめますよ。行ってみる価値ありです。

 

再びボートに乗り、下町のホテルへ戻って友人と解散。ああ落ち着くー。やっぱり下町やローカル市場が性に合っているようです。明日は最終日。領収証の整理などして、おやすみなさい。

 
3日目につづく。

 

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