お久しぶりです

呼ばれるように旅をした1996年のベトナム。「cholon」(チョロン)という店名はわたしが好きな場所、ベトナム・ホーチミン市のチャイナタウンの通称からつけた名前です。わたしは初めての旅でベトナムに一目惚れし、ここと行き来して仕事をしようと心に決め、翌年札幌に雑貨店チョロンをオープンしました。

 

それから長い間、ベトナムを拠点にアジアを旅しながらものづくりを続けてきました。札幌の事務所ビル3階の一室から始まったお店は、数年後市電が走る通り沿いに移転し、商品の幅も広がりました。また東京店もオープンし、展示やライブなどもたくさん催すことができました。どれもとても楽しかった。

 

お客さまと周りの方々に恵まれて17年間続けることができたのですが、息子がうまれてから生活や価値観が変化し、仕事の仕方を見直ししたいと思うようになりました。そして2014年に店を閉じ、この4年間はcholonとしての活動はお休みしていました。

 

この間は、子育てをしながら友人のブランド「banromsai」の商品作りのお手伝いをしていました。バーンロムサイはタイ北部チェンマイにある、親を失った子どもたちのためのホーム。banromsaiはこのホームを運営するのが目的のブランドです。私も時々チェンマイへ行っており、小さかった息子もよく連れていきました。タイは子どもにとてもやさしくおおらかで過ごしやすいところです。バーンロムサイには、日本映画「プール」の舞台になった気持ちの良い宿泊施設もあります。チェンマイのリラックスした空気そのものの洋服や雑貨、そして宿泊施設もおすすめ。機会があったらぜひご覧ください。

 

子育てもだんだんと落ち着いてくると、また自分のものづくりを再開したいなという思いが湧いてきました。今のところ店舗を開く予定はないのですが、オンラインショップの場でものづくりを再開して行こうと思います。

 

cholonの商品は素材との出会いからうまれるものが多いです。ベトナム、タイ、ミャンマー、カンボジア、中国。わたしが心ひかれるのは混沌とした市場、屋台や露店がならぶ路地、、、また行きたいと思い出すのはそんな場所ばかり。そこここで出会った素材をどう使おうか想像しながら旅をしてきました。

 

cholonを始めたころ、雑貨カタログ(主婦の友社)という雑誌で「アジアの市場でひとやすみ」という連載をしていたことがあります。市場を巡って見つけた雑貨やおやつをイラスト付きで紹介するというもの。今思うとわたしの得意な、好きなことの原点が詰まった連載でした。20年経ったいまも、自分て好きなこと変わらないなぁ(たはは、、笑)と実感しています。

 

また市場をふらりと巡りながら出会った素材と向き合っていこうと思ってます。ゆっくりペースにはなりますがまたお付き合いいただけたらうれしいです。

(佐々木智子)